- ツイート
海外の大手IR事業者・ウィンリゾーツが大阪から撤退し、横浜を始めとした関東エリアに注力していく意向を表明しました。
ウィンリゾーツの代表者は「現在ウィンリゾーツは関東地方に注力し、大阪でのIRを目指さない方針を決定したが、これまで大阪とは何か月にもわたり建設的に対話できたことを感謝している。」とコメントを残しています。
横浜のIR誘致方針表明後、IR事業者が横浜中心に転換するという事案が続いており、今回のウィンリゾーツはラスベガス・サンズ、メルコリゾーツに続き3社目となります。
大阪RFPは事実上MGM・ギャラクシー・ゲンティンの3社確定か
大阪府市は9月18日までの期間、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業コンセプト(RFC)募集」を行い、事業者からのコンセプト案を募集。当初は7社からの応募が見込まれていましたが、これまでに4社が撤退したことで、最終的な応募は3社となりました。
このコンセプト案に応募したのは、MGMリゾーツ、ギャラクシーエンターテイメント、ゲンティンシンガポールの3社。 うちMGMリゾーツとギャラクシーエンターテインメントの二社は、10月7日に開催された「第2回 大阪・関西の未来を拓く万博・成長型IR・夢洲まちづくりシンポジウム」にて登壇しました。 ギャラクシーエンターテイメントは、RFC募集の時点では社名非公開となっていましたが、今回のシンポジウムでのプレゼンテーションにて、総支配人の岡部氏は「大阪府市にRFCを提出し、これから事業者公募(RFP)に臨む」と正式に発言。
現在はローカルパートナーと提携交渉の大詰めとのことで、具体的に大阪府市の事業者公募に向けて準備を進めていることを明らかにしました。
大阪府の吉村知事は「この3社は横浜もIRに手を挙げる中、大阪で手を挙げたいと言っている。お互い切磋琢磨して世界水準のものを実行していけると思っている」と話しました。
大阪府市では11月にも事業者の公募を始め来春にはパートナーとなる事業者を選定する方針を示しており、RFCの応募状況からも、事実上この3社に絞られると考えられます。